近年、チャットワークや各種グループウェア、SNSなど、ビジネスではさまざまなコミュニケーションツールが活用されています。このようなデジタル化により、業務効率が上がる、ミスが減る、経費削減になる・・・など、たくさんのメリットがあります。ただ、こういったツールを活用して便利になった反面、アナログのコミュニケーションが希薄になる傾向があります。
たとえば、弊社では社内のやりとりにチャットワークを利用していますが、チャットだと相手の都合を気にしなくて良いから、履歴が残るから、他の人にも見てもらえるから・・・など、何かと理由をつけて、電話ではなくチャットワークのメッセージだけで済ませてしまいがちです。そのため、現在は「チャットワーク上で指導をしない」というルールが設けられており、人の指導や教育はできるだけ直接顔を見てするようにしています。もちろんお客様に対しての手数も同様、すべてアナログです。
そもそもコミュニケーションとは、「情報を伝達すること」だけではないと考えます。人と人の間で、意志の疎通が行われたり、心や気持ちが通い合ったり、互いに理解し合うことができて、はじめて「コミュニケーションが取れた」といえるのではないでしょうか。
上司が、コミュニケーションの意味を「単なる情報伝達」と履き違えてしまうと、どこかでそのチームは崩壊してしまうでしょう。デジタルによる効率化に意識がいきすぎて、アナログのコミュニケーションを大切にしなくなると、きっとあらゆる面で障害が起こり、最終的には生産性が下がります。
便利な時代だからこそ、アナログで相手と心を通わせることに手間をかけるべきだと考えます。たとえば飲み会やランチ会や社員旅行など業務以外で触れ合う機会を作る、毎月面談を行う、といった取り組みをされている企業様も多いかと思います。そのように直接触れ合う機会のほかにも、社内報や社内アンケートなども、コミュニケーションの向上に役立つでしょう。どのようなことでも、そのコミュニケーションの方法を仕組み化して定着させることで企業の文化となり、効果を発揮するのだと思います。
株式会社武蔵野 小山社長の著書『儲かりたければ社員を愛しなさい 「超」ホワイト経営の新常識』(PHP研究所)でも、下記のようにお話しされております。
私は年間 1,500 枚ほど、お客様や社員にハガキを送ります。表も裏も手書きです。 最近はハガキを書く人がめっきり減りました。年賀状すら出さない人もいる。受け取っても、 表裏ともプリンターで印刷してある。これではありがたみが感じられません。 社員へのハガキは、誕生日(配偶者も)や結婚記念日など、いろいろな機会を見つけて書いて います。これを続けるには、それ相応の時間と労力が必要です。
つまり、それだけの関心をいつも社員に対して向けていないと、書くことはできません。「関 心を持つことが愛である」..それが私の定義です。
小山社長がおっしゃるように、想いを伝えるには、時間と労力をかけることが必要です。受け取った側としては、手間がかかっていることがわかるとその分うれしいですし、モチベーションアップにも繋がります。上司が関心を持ってくれているということがわかると、もっと頑張ろうと思うようになります。アナログで伝えるということは手間がかかっているように見えますが、実は生産性アップのための近道なのかもしれません。
どんな人もほめられたり感謝されると、元気になれます。大きな手柄だけほめるのは、年に一、二回しかその機会がありません。それよりも、小さなことをたくさんほめられたほうが、人はやる気になります。
同じ著書で、このようにもおっしゃっています。ほめられて嫌な気持ちになる人はあまりいないと思いますが、コミュニケーションに不具合が起こっていると、「機嫌取りで言っているんじゃないか」「ひいきしているんじゃないか」などと勘違いされてしまうこともあるかもしれません。株式会社武蔵野様では、小さなことをほめる仕組みとして、サンクスカードを導入されています。社員に強制してでもサンクスカードを送らせることで、日ごろから小さなことをたくさんほめる仕組みを作り、他人のよいところを探すことが心の習慣になっているそうです。この企業文化はすばらしいですね。
儲かりたければ社員を愛しなさい「超」ホワイト経営の新常識(PHP研究所)
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2013年11月5日 制定
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