部下との信頼関係を築くうえで、日々の声かけやねぎらいは欠かせないものです。
チームの雰囲気や働きやすさを大切にしている管理職の方にとって、「感謝の気持ちをどう伝えるか」は大切なテーマのひとつではないでしょうか。
業務の合間に「ありがとう」「助かったよ」と伝えること。
小さな言葉の積み重ねが、チームの空気を和らげ、心理的安全を育んでいくことを、現場で実感されている方も多いはずです。
とはいえ、どれだけ気を配っていても、「伝えたつもりが届いていなかった…」と感じた経験はありませんか?
たとえば、面談や日常のやりとりで丁寧に言葉をかけたつもりなのに、
「もっと認めてほしかった」「何も言われていない」といった声が後から漏れ聞こえる。
自分では真摯に向き合っていたつもりだからこそ、そのすれ違いに、複雑なもどかしさを覚えることがあります。
そんなとき、言葉だけに頼らず“形に残す”という工夫が、感謝の伝わり方を変えるきっかけになるかもしれません。
本記事では、感謝をより確実に・自然に届ける方法として、サンクスカードアプリという支援ツールをご紹介します。
感謝の伝え方・チームへの承認の仕方に悩まれている管理職の方は、ぜひご覧ください。
01:感謝しているのに伝わらない。管理職の“声かけの壁”をどう越えるか 02:忙しい管理職こそ使いたい、“感謝が届く”コミュニケーション支援ツール 03:管理職のための「承認力」アップ実践法 サンクスカードアプリの使い方 04:お問い合わせはこちら |
日々の業務に真剣に向き合い、組織全体の成果とメンバーの成長を両立させようと尽力する管理職にとって、「感謝・承認の伝え方」は極めて重要なテーマです。
感謝やねぎらいの言葉が人を動かす力を持つことは、誰もがわかっているけれど、実際にそれをどう伝えるかとなると、想像以上に繊細で難しいものです。
言葉の重み、タイミング、関係性の温度感。いずれも絶妙なバランスが求められます。
たとえば、「ちゃんと見ているよ」と伝えたつもりの一言が、かえってプレッシャーをかけていると受け取られてしまう。
あるいは、感謝を言葉にした瞬間に、「何か裏があるのでは」と身構えられる。
そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
こうした葛藤の背景には、単なる“声かけの苦手意識”では済まされない事情があります。
特に、管理職という立場ならではの構造的な要因が、言葉を選ぶハードルを高くしているのです。
たとえば、次のような状況に心当たりはないでしょうか。
・管理職として、公平性や関係性の距離感に気を配る必要がある
・組織に「感謝を言葉にする」文化が根づいていない
・日々の業務に追われ、内省や対話の余白を持ちにくい
・安易な言葉にならないよう慎重になるあまり、タイミングを逃してしまう
これらは、怠慢や無関心によるものではありません。
むしろ、相手への配慮や立場への責任感があるからこそ、言葉に対して慎重になっていて、
その誠実さゆえに、「伝えたいけど、伝えられない」というジレンマが生まれているのです。
けれど、声をかける機会が少しずつ失われていくと、知らぬ間に関係性に影が差しはじめます。
・対話の質が浅くなり、業務連絡だけのやりとりが常態化する
・評価の意図が伝わらず、誤解や不満が蓄積されていく
・承認が届かず、メンバーが「見られていない」と感じてしまう
こうしたすれ違いが続けば、やがてはモチベーションの低下や、離職の予兆へとつながりかねません。
ほんの一言が届いていれば…。そんな後悔の声を、これまで多くの管理職の方から聞いてきました。
とはいえ、ただ言葉を発すれば解決するわけでもありません。「どう言えばいいのか」「何を選べば伝わるのか」と迷う気持ちは、多くの方が抱える共通の悩みです。
次章では、そうした迷いを解き、自然に想いを届けるための仕組みについてご紹介します。
どれほど多忙な現場でも、部下の努力を見逃さず、承認の姿勢を持ち続けることは、管理職の大切な役割のひとつです。
しかし、実際には一人ひとりに丁寧なフィードバックや感謝を伝えるための時間や仕組みが足りず、「伝えたかったのに伝えられなかった」という事態が起こりがちです。
このような現場の声から生まれたのが、サンクスカード制度です。
サンクスカードとは、職場の中で感謝や称賛の言葉をカードという形で贈り合い、目に見える形で認め合う文化をつくる取り組みです。
もともとは紙のカードを使った制度として広まりましたが、運用面ではいくつかの課題もありました。
たとえば、「カードを配布・回収・集計する手間がかかり、継続しにくい」
「記録が残らず、管理職としてどう活用すべきか判断が難しい」といった声です。
制度としては素晴らしくても、管理職がマネジメントに活かすには、“運用のしやすさ”と“情報の蓄積性”が欠かせません。
実際、こうした仕組みが整っていないまま運用を始めた結果、定着しないままフェードアウトしてしまうケースも少なくありません。
こうした運用上の課題を解消し、日常的に定着させるために開発されたのが、サンクスカードアプリです。
この支援ツールを使えば、スマートフォンやPCから手軽にカードを作成・送信でき、感謝の履歴が自動的に蓄積されます。
加えて、管理画面ではチーム全体のやり取りが可視化され、コミュニケーションの傾向や関係性の変化も把握できます。
特に、マネジメントの視点からは以下のようなメリットがあります。
・部下の努力や貢献が記録として“見える化”され、適切な評価や面談材料として活用できる
・声かけが苦手な管理職でも、自分らしい言葉で感謝を届けやすくなる
・個々のメンバーに対する理解が深まり、チームの強みや課題が浮き彫りになる
数字では測れない「感謝されている行動」が自然と可視化されることで、部下の意外な一面に気づいたり、評価の偏りを見直す機会にもつながります。
また、日常の中で承認の言葉が循環することで、チームの雰囲気にも変化が生まれ、心理的安全性の向上に寄与します。
こうした仕組みを導入することで、個人の努力に任せず、感謝や承認を“仕組みとして”届けられる環境が整います。
曖昧な善意ではなく、マネジメントの一部として機能する仕掛けが、組織全体に小さくても確かな変化をもたらすのです。
とはいえ、アプリを導入すれば自然に成果が出るわけではありません。
本当に現場で活きるツールとするためには、管理職としての視点の持ち方や活用の工夫が鍵となります。
次の章では、サンクスカードアプリをマネジメントに活かすうえで、管理職の方に押さえていただきたい3つのポイントを整理します。
サンクスカードアプリを導入することで、感謝の気持ちがより自然に伝わるようになるだけでなく、「部下を見る目線」や「承認の質」自体にも変化が生まれていきます。
ここでは、サンクスカードアプリの導入効果を高めるために、管理職の立場から意識しておきたい3つの実践ポイントをお伝えします。
1. 感謝は“伝える側”の視点を磨く
サンクスカードアプリを使いはじめた管理職の方からは、「何気ないやり取りの中に、感謝すべき瞬間がこんなにあったのかと気づけた」という声が多く聞かれます。
部下にカードを送ろうと意識することで、日々の言動を観察する目線が自然と養われていくのです。
結果として、「貢献に気づける自分」が育ち、評価や面談でも具体的な言葉で承認しやすくなります。
2. 承認の“偏り”に気づくきっかけに
アプリを通じてチーム内のやり取りが可視化されることで、「誰が誰に感謝しているか」「承認がどこで止まっているか」といった傾向も見えてきます。
たとえば、ある特定のメンバーにカードが集中していたり、逆に一部のメンバーにまったく届いていなかったり。
こうした“承認の偏り”は、本人が感じている疎外感や、チーム内の温度差につながっている場合があります。
マネージャーとしてこの傾向を把握できることで、関係性の調整や働きかけの精度が高まります。
3.「記録に残る」から、マネジメントの材料になる
感謝の言葉は、場の空気を和らげるだけでなく、「誰がどんな場面で、どう貢献したか」を記録として蓄積する意味もあります。
たとえば、面談や評価の際に、「あの時○○さんがフォローしてくれて助かった、という声が届いていたよ」と具体的にフィードバックできれば、信頼と納得感のある対話につながります。
これまで感覚に頼っていたマネジメントの場面を、蓄積データが裏づけてくれることで、主観性のブレを抑える効果も期待できます。
感謝は、単なる気持ちのやり取りではなく、管理職にとって「チームを見る目」を育てる資源でもあります。
日々の行動や貢献を言語化し、積極的にフィードバックすることは、メンバーの意欲を高めるだけでなく、自身の観察力や判断力の精度を高めるトレーニングにもなります。
また、感謝が交わされる頻度や内容を俯瞰することで、チームの空気や関係性の微細な変化にも敏感になっていきます。
その感謝を自然に、確実に届けるための土台となるのが、サンクスカードアプリです。
アプリという手段を使うことで、言葉を届けるタイミングを逃さず、日常のなかに承認の習慣を無理なく組み込むことができます。
さらに、感謝のやりとりが蓄積されていくことで、チームの強みや課題、個々の成長の軌跡までもが“見える化”され、マネジメントに活かせる情報資源として機能します。
つまり、感謝という営みを属人的なコミュニケーションにとどめず、組織的なマネジメントの基盤に育てていくことが可能になるのです。
管理職の方こそ、この仕組みを活用することで、チームの状態をより深く把握し、先手を打った働きかけができるようになります。
サンクスカードアプリは、「ありがとう」を伝えるためだけのツールではありません。
感謝を起点に信頼関係を育み、チームの意欲や心理的安全性を高めるための土壌を整えるマネジメントのための仕組みです。
とくに管理職の方にとっては、 部下の貢献に気づき、それを言葉にしてタイミングよく伝える。
この一連の流れを、より確実にチーム全体で続けていける仕組みとして活用できます。
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2013年11月5日 制定
株式会社エヌエスケーケー
代表取締役社長