建築業の現場は、職人や施工管理、そして営業や設計、事務などの内勤スタッフなど、さまざまな人の力で成り立っています。
それぞれが違う立場で役割を担い、日々の現場を支え合っているからこそ、仕事は前へと進んでいきます。
けれど、そんな協力体制の中でも、現場ではふとこんな声が漏れることがあります。
「営業から急な段取り変更を頼まれたけれど、現場の状況をちゃんと分かってくれているんだろうか…」
「事務作業は多いのに、誰にも気づかれないまま、やって当たり前になっている気がする…」
一つひとつは小さなすれ違いかもしれません。
でも、それが積み重なると、少しずつ職場の空気に影響を与え、人間関係の摩擦や働く意欲の低下につながってしまうこともあります。
実際、「頑張っているのに誰にも見てもらえていない」と感じながら、やりがいを失ってしまうスタッフの声も少なくありません。
私たちエヌエスケーケーは、こうした“見えにくい課題”にこそ向き合うべきだと考えています。
社員同士が気持ちを伝え合える「サンクスカードアプリ」という仕組みを通じて、
感謝や称賛のやりとりが自然と生まれる職場づくりを支援しています。
このコラムでは、建築業にフォーカスを当て、職場で起こりがちな誤解やすれ違いを見つめ直し、「ありがとう」のひと言がもたらす変化と、その効果についてお伝えしていきます。
「うちの会社にもこの仕組みがあったら、少し変わるかもしれない」
そんなヒントになれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。
01:評価されない努力が、やりがいを奪っていく 02:見られている、認められている。それだけで、職場は変わっていく 03:サンクスカードアプリとは?建築業での導入メリット 04:【導入効果紹介】 現場も内勤も、互いを認め合う職場へ。 05:おわりに お問い合わせはコチラ |
建築業の現場では、立場ごとに担う役割も、日々直面している課題も異なります。
職人は気温や天候、資材の動きに気を配りながら作業を進め、
施工管理は安全・品質・工程を守るために現場を細かく調整しています。
一方、営業は施主との打ち合わせや契約業務、見積作成に追われており、
設計や事務スタッフは図面の対応や発注処理、報告書類の作成などに日々取り組んでいます。
それぞれが自分の業務に真剣に向き合っているからこそ、 他の立場がどのような状況にあるのか、どんな工夫や配慮をしているのかが、見えにくくなることがあります。
たとえば、営業が施主対応のために現場へ急な変更を依頼した場合。
その背景にある事情が現場へ伝わっていなければ、ただの無理な要望と受け取られてしまうかもしれません。
また、職人が現場判断で段取りを変更した際に、内勤側がその意図を知らなければ、段取りが乱れた、報告がなかったといった受け止め方をされてしまうこともあります。
どちらか一方が悪いわけではありません。
見えないだけで、どちらの立場にも理由があり、葛藤や調整があります。
本来、現場と内勤はひとつのチームとして仕事を進めています。
けれど、忙しさの中ですれ違いが続くと、分かってもらえない、理解されていないと感じる場面が少しずつ増えていきます。
やがてその積み重ねは、職場への不信感や、連携の乱れといったかたちになって表れます。
そしてそれは、離職やチーム全体のモチベーション低下へとつながっていくこともあるのです。
こうしたすれ違いの背景には、それぞれの立場にしかわからない思いや葛藤があります。
ここであらためて、現場側と内勤側、それぞれの声に耳を傾けてみましょう。
【現場側(職人・施工管理)の思い】
・現場は日々変化する。スケジュール通りにいかないこともあるのに、それを理解してもらえない。
・安全第一で対応しているのに、段取りが悪いと思われてしまうとつらい。
・現場を回すために必死で調整しているけれど、その努力は誰にも見えない。
・指示は来るけど、こちらの状況はなかなか伝えられない。
【内勤側(営業・設計・事務)の思い】
・クレームや施主対応で神経を使っているけれど、それが現場には伝わっていない気がする。
・急な変更があると、事務処理や発注作業にしわ寄せがくる。
・裏方の仕事はやって当たり前になっていて、誰からも声をかけられない。
・自分の仕事が現場の役に立っているのか、不安になるときがある。
このように、どちらの立場も自分なりにベストを尽くしています。
それでも、お互いの頑張りが見えなければ、少しずつ不満やすれ違いが大きくなっていくのです。
だからこそ、日々の中で相手の工夫や努力に気づき、感謝とともに「ちゃんと見ています」というメッセージを届けることが、信頼関係の再構築につながります。
それは単なる気遣いではなく、働く人にとっての承認であり、やりがいや安心感にもつながる大切な要素です。
ここからは、そうした感謝の言葉のやり取りがもたらす変化と、そのやり取りを自然に支えるサンクスカードアプリの活用についてご紹介します。
どれだけ忙しい日でも、ふと誰かから「ありがとう」と声をかけられただけで、気持ちがすっと軽くなる。
自分の仕事ぶりを見てくれている人がいる。そう思えた瞬間に、張りつめていた気持ちが和らぐことがあります。
この「ありがとう」は、単なるお礼の言葉ではありません。
相手の働きや姿勢をちゃんと見ている、理解している、という承認のメッセージでもあります。
たとえば、営業担当が現場の段取りをスムーズに進めてくれた施工管理に、
「急な変更にも対応してくれて助かりました」と一言伝えたとします。
施工管理は、細かい調整に追われていた自分の努力が伝わっていたことに、ほっとするかもしれません。
また、設計担当が職人の工夫に気づき、「あの施工方法、すごく丁寧でした」と声をかければ、そのひと言が次の仕事のモチベーションにつながることもあります。
こうしたやり取りは、評価制度のように明文化されるものではありません。
けれど日常の中で自然に交わされる小さな言葉の積み重ねが、職場に安心感や一体感を育てていきます。
自分の働きがちゃんと見られているという実感があると、人は安心してその職場に根を下ろせます。
逆に、どれだけ真面目に頑張っても誰にも気づかれず、やって当たり前のように受け取られてしまう環境では、やりがいも失われてしまいます。
特に、若手や中堅社員の多くは、上司や同僚との関係性のなかで評価や承認を感じ取っています。
数字や制度だけでは見えにくい貢献こそ、日々の言葉で拾い上げていくことが大切です。
働く人の気持ちに寄り添い、日々の貢献をきちんと受け止める。
その文化を支える仕組みとして、サンクスカードアプリが果たす役割についてご紹介します。
「ちゃんと見てくれている」「伝わっている」
そんな実感があるだけで、人は自然と前向きに働けるようになります。
けれど、そうした言葉のやり取りは、忙しい日常の中では後回しになってしまいがちです。
だからこそ、感謝や承認の気持ちを伝える“場”をつくることが、関係性の改善につながります。
そこで私たちが提供しているのが、「サンクスカードアプリ」です。
もともとは、社員同士で感謝の気持ちをカードに書いて渡し合う“紙のサンクスカード”が始まりでした。
それを今の働き方に合った形で電子化したのがこのアプリです。
スマホやパソコンから、思い立った時にすぐに送信でき、建築業のように「社用携帯でのやり取りが中心」という職場でも、無理なく日常に取り入れられます。
また、紙のカードのように手書き文字で送ることができる機能もあり、
デジタルでありながら、あたたかみがきちんと伝わる工夫がされています。
カードの送信データは自動で集計され、部署ごとの傾向や、誰がどんな貢献をしているのかといった社内の関係性や雰囲気の“見える化”にもつながります。
必要な機能だけにしぼっているため、月額1万円から無理なく始められる点も、多くの企業様にお選びいただけている理由のひとつです。
【サンクスカードアプリの主な特長と機能】
・スマホ・PCどちらでも使える柔軟さ
現場スタッフはスマホ、設計や事務はPCからなど、使い方を選べます。
・社用携帯中心の現場業種にもフィット
建築業の働き方に自然に馴染みます。
・手書き入力機能で、あたたかみも伝わる
単なるデジタルメッセージにとどまらない工夫があります。
・カードのやり取りは自動で集計・一覧化
管理作業の負担なく、感謝の流れを可視化できます。
・導入から定着まで、シンプルで続けやすい
初めての取り組みでも社内にスムーズに浸透します。
【建築業における導入メリット】
・現場と内勤の連携がスムーズに
段取りや支援への「ありがとう」が可視化され、感謝の循環が生まれます。
・職人や施工管理の“見えにくい貢献”が評価される
現場での判断や工夫が社内に共有され、モチベーション向上につながります。
・営業や設計の調整力・気配りが認められる
お客様対応の裏側での動きも、現場からの感謝でしっかり伝わります。
・感情的な摩擦を減らし、関係性をなめらかに保てる
お互いの事情を“知る機会”が増えることで、すれ違いが減ります。
・若手や中途社員がなじみやすくなる
日常的な承認があることで、「ここにいていい」と感じられる環境になります。
日々の現場では、「きちんと伝える」ことが後回しになりがちです。
けれど、感謝と承認のメッセージが自然に飛び交う仕組みがあるだけで、職場の空気は大きく変わります。
建築業のように異なる役割をもつスタッフが関わる現場だからこそ、お互いの努力や配慮を見つけ合い、認め合える仕組みが、信頼と働きやすさを育てていきます。
当社エヌエスケーケーのサンクスカードアプリをご利用いただいている建築会社様から、実際の活用事例を伺いました。
以下では、導入前後の変化やご感想をご紹介します。
【サンクスカードアプリ導入前の悩み】
ご相談をいただいたのは、新築住宅の建築やリフォーム工事を中心に手がける、社員数60名ほどの建築会社様。
現場には職人と施工管理、本社には営業・設計・事務スタッフが在籍しており、職種ごとに業務が分かれていました。
現場と内勤のやり取りはLINEや口頭連絡が中心でしたが、忙しい時期になると報告も最低限になり、ちょっとしたすれ違いや不信感が表に出てしまうことがあったそうです。
とくに施工管理の方からは、
「現場の調整やフォローをしても誰にも気づかれない。感謝の言葉が一つあるだけで、やる気も変わるのに…」
という声が上がっていました。
【サンクスカードアプリ導入のきっかけ】
感謝を伝える仕組みがあれば、職場の空気が変わるかもしれない
社内の人間関係を良くしたい。
でも「制度」としてルール化するのは違う気がする——。
そうお考えの中、日常の中で感謝や承認を自然に伝え合える仕組みとして、
サンクスカードアプリにご興味を持っていただきました。
【導入後の面談で印象的だったエピソード】
「名前しか知らなかった人からメッセージをもらって、初めてその人を知れた気がした」
導入から1か月後の活用状況確認の面談にて、若手社員の方から印象的なコメントをいただきました。
「これまでは顔を合わせても業務以外では話さないような方から、
“〇〇の対応、すごく助かったよ”とメッセージをもらって、なんだか社内の見え方が変わった気がしました」
また、ある施工管理の方は、
「朝礼で自分へのカードが読み上げられていて驚いた。
普段あまり話さない事務の方が見てくれていたことが嬉しかった」と笑顔で話されていました。
【サンクスカードアプリ導入後の効果】
感謝や気づきを伝え合うことで、これまで見えなかった努力や調整が言葉になり、職種を超えた信頼関係が少しずつ生まれました。
特に変化があったのは、新卒~3年目の若手層の定着率。
「この会社では自分の働きを見てくれている」「話せる相手がいる」
そんな実感を持つことで、退職者が減り、日々の会話も自然に増えていったそうです。
現在では、全社的にアプリが活用されるようになり、朝礼での共有や月間カードランキングの発表などを通じて、無理なく“感謝と承認が流れる文化”が根づきつつあるとのことです。
サンクスカードアプリは、社員同士の感謝や気づきをさりげなく伝えるための仕組みです。スマホやパソコンからすぐに使えて、建築業のように多くの職種が関わる現場でも、誰でも手軽に活用できます。
やり取りは自動で集計され、紙のカードのように手書きで送ることもできるため、形式ばらず、あたたかい言葉が自然と届く設計になっています。
さらに、今ならお得な初月無料キャンペーンも実施しており、初めての企業様でも安心してお試しいただけます。
どれだけ制度を整えても、人と人との関係がぎくしゃくしていては、組織は前に進めません。
伝えたいことを、伝えたいときに、気負わずに届けられる。
その環境があるだけで、職場は静かに、でも確実に変わっていきます。
「この一言が、誰かの力になっていたんだ」そんな実感が、働く人の背中を支えます。
サンクスカードアプリで、その第一歩を踏み出してみませんか。
サンクスカードアプリについてのお問い合わせは、下記フォームよりお気軽にご相談ください。
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2013年11月5日 制定
株式会社エヌエスケーケー
代表取締役社長