営業という仕事は、成果が数字に表れやすい分、評価しやすい職種だと思われがちです。
たしかに、売上や契約数といった指標は、分かりやすく、評価軸として機能します。
しかし、現場を預かる立場であれば、数字だけでは判断できないもどかしさを感じることもあるはずです。
地道な関係構築、社内外との調整やサポート、周囲への気遣い。
営業の現場には、数値には表れにくい貢献が数多く存在します。
ところが、こうした働きは記録に残りづらく、評価や人事判断に活かされることも少なくなりがちです。
もう一つ、見過ごせないのが、モチベーションの維持です。
成果だけを見られる環境では、努力している本人が報われないと感じてしまい、
意欲の低下や、ゆるやかな離職の引き金にもなりかねません。
こうした背景から、最近では「感謝」を軸にした新しいマネジメントの取り組みが注目されています。
中でも、感謝の気持ちをデジタル上で手軽に伝え合えるサンクスカードアプリは、営業組織に眠る貢献をすくい上げ、承認や評価につなげる仕組みとして、多くの企業で導入が進んでいます。
本記事では、営業職における評価の課題や、チームの活性化に必要な視点を掘り下げながら、サンクスカードアプリがもたらす効果と活用の可能性についてご紹介します。
営業組織の評価やマネジメントに課題を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
01:営業職の“見えにくい努力”をどう拾う?マネジメントで見落とされがちな本当の課題 02:感謝を“見える形”にする仕組みが、営業チームを変える 03:導入企業で実感された、営業現場の変化と手ごたえ 04:営業チームにサンクスカード文化を根づかせるために 05:営業職にこそ、サンクスカードアプリを |
営業職は、組織の売上を支える中核的な存在です。
一人ひとりの成果が業績に直結する一方で、その働き方には多くの課題が存在します。
・数字に現れない貢献が評価されにくい
営業職は売上や契約数など、数字で結果が示されやすい職種です。
そのため、目に見える成果を出した社員が正当に評価されるのは当然のことです。
しかし、営業の仕事には、数字に表れない多くの貢献も含まれています。
例えば、
・受注には至らなかったとしても、将来の顧客との関係を築いた初回訪問。
・チーム全体の成果につながるよう、後輩の商談をフォローした時間。
・取引先との細かな調整や、社内との連携を丁寧に行った仕事。
こうした取り組みは確かに組織にとって価値あるものですが、目標達成にはカウントされず、人事評価の対象にもなりにくいのが現状です。
また、管理職としても「数字に出ない貢献をどう評価するか」は常に悩みどころです。
たとえば、担当外の顧客情報を積極的に共有してくれた社員や、
後輩の質問に毎日丁寧に向き合い続けた中堅社員など、目立たない形でチーム全体を支えている人は少なくありません。
それらは確実にチームの力になっているにもかかわらず、評価項目に反映しづらく、歯がゆさを感じている方も多いのではないでしょうか。
・業務が見えづらく、情報が共有されにくい
営業職は外回りやリモートワークが多く、日々の業務が見えづらい傾向にあります。
上司や同僚がその動きや貢献を把握しきれず、組織内での認識にばらつきが生まれます。
「誰が、どんな働きをしているのか」が曖昧なままでは、公平な評価や適切なフィードバックが難しくなります。
・モチベーションの低下と離職リスク
営業は成果が求められる一方で、結果が出ない時期も当然あります。
そんなとき、周囲からの理解やねぎらいがなければ、孤立感や不信感を抱きやすくなります。
努力しても認められない、自分の頑張りが伝わっていない…。
そう感じた社員は、やがて静かに職場を離れていきます。
実際、数字だけが見られていると感じている営業職は少なくありません。
一人で数字を追い、プレッシャーの中で踏ん張る日々。
その中で、ほんの一言でも「見てくれている」と感じられる場面があるかどうかが、
モチベーションや定着に大きな影響を与えることがあります。
さらに管理者側としても、こうした“見えない課題”への対応は簡単ではありません。
「部下の貢献は評価したい。でも記録も声も届かない」
そんなジレンマを抱えながら、日々のマネジメントに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
このように、営業職の現場には
評価されにくい貢献・共有されない努力・拾いきれない気配りが確かに存在しています。
これらをいかに拾い上げ、組織として認識し、モチベーションやエンゲージメントにつなげていくか。
続いては、その課題に応える手段として、サンクスカードアプリの活用法をご紹介します。
営業職のマネジメントにおいて、見えない貢献をどう拾い上げるかは、長年の課題です。
数値で判断できるもの以外は共有されにくく、正当な評価やフィードバックが届かない…。
そんな状況に対し、いま多くの企業で導入が進んでいるのが「サンクスカードアプリ」です。
このアプリは、社員同士が感謝のメッセージを送り合える社内コミュニケーションツールです。
特徴は、スマートフォンやタブレット上で、指やペンを使って「手書き」でもカードを送ることができる点にあります。
活字ではなく自分の文字で伝えるからこそ、あたたかな感謝の気持ちがストレートに届きやすく、相手への印象にも残ります。
また、送ったカードはすべて記録され、誰が誰に、どんな内容で送ったかが一覧で確認できます。
単なるやり取りにとどまらず、集計や分析レポート機能も備わっているため、営業チームの貢献傾向や関係性を把握する手がかりとしても活用されています。
たとえば、後輩の商談をサポートした、社内で顧客情報を共有してくれた、トラブル時に迅速に対応してくれた。
そうした“良い仕事”をした人に、社内から感謝のカードが届きます。
受け取った本人は、自分の働きがちゃんと伝わっていることを実感でき、上司は現場で起きている小さな貢献を可視化できます。
やり取りが増えるほど、職場の雰囲気にも変化が生まれます。
言葉にされなかった感謝が届くことで、メンバー間の信頼やつながりが強まり、「見てもらえていない」という感覚が「ちゃんと届いている」という安心感に変わっていきます。
特に新入社員や若手の営業職にとっては、自分の動きに自信が持てない時期が続きます。
「これでよかったのか?」「誰か見ていてくれているのか?」と不安を感じる中、
一枚のサンクスカードが届くことで、自分の行動が認められていると実感できます。
結果が出る前の段階で“方向づけ”を得られることは、早期の定着や成長にもつながります。
そして、管理者にとっても、これは非常に大きな変化です。
日々の感謝の記録は、「チームに貢献している人」「社内から信頼されている人」の姿を浮かび上がらせ、
定量だけでは測れない評価材料を与えてくれます。
さらに、やり取りのデータは自動で集計され、貢献の傾向やカードの枚数、関係性の変化などを可視化したレポートとして閲覧できます。
感覚ではなく、客観的なデータをもとに組織を見つめ直すことができるのも、このアプリの大きな強みです。
このように、営業職の現場にサンクスカードアプリを取り入れることで、
これまで埋もれていた努力が拾い上げられ、評価され、励まされていく。
その積み重ねが、営業チーム全体の活性化と、持続的な成果につながっていきます。
続いては、実際に導入された企業様の声を通じて、具体的な活用シーンと導入後の変化をご紹介いたします。
実際に当社エヌエスケーケーのサンクスカードアプリをご導入いただいている企業様では、営業職を含む現場において、前向きな変化が少しずつ生まれています。
なかでも特に多くご報告いただいているのが、チーム内での感謝のやり取りが活発になり、関係性に良い影響が表れているというお声です。
・感謝の連鎖が自然に広がる
導入初期の段階から、営業チームの中でカードのやり取りが増えていき、
日々の何気ない助け合いや伝えそびれていた感謝の気持ちが、アプリを通じてスムーズに共有されるようになったとご好評をいただいています。
たとえば、以下のようなサンクスカードの文面が交わされています。
【同僚同士のサンクスカードの例】
「商談前の事前情報、細かいところまで共有してくれてありがとう。おかげで安心して臨めました!」
「急な対応を代わってくれて助かりました。チームのことを考えてくれる姿勢、すごく頼りになります。」
【後輩から先輩へ】
「先日の提案書レビュー、本当にありがとうございました。自分では気づけなかった視点を学べました!」
「商談同行、さりげなく話をつないでくださってありがとうございます。とても心強かったです。あの空気感、真似したいです!」
【上司から部下へ】
「新規案件のフォローアップ、よく気づいて動いてくれましたね。クライアントからの印象も良かったです。」
「部内の共有、分かりやすくまとめてくれて助かりました。細やかな配慮にいつも感心しています。」
こうした“感謝の見える化”が進むことで、職場の雰囲気が少しずつあたたかくなり、
社員の皆さまの間に信頼と一体感が生まれてきたというお声を多数頂戴しております。
特に営業職のように、日々の行動が数字でしか評価されにくい職種においては、
「誰かが自分の行動を見てくれていた」「気持ちがきちんと伝わった」と感じられることが、仕事への意欲やモチベーションに大きく影響しているようです。
・管理者の視点でも、評価のヒントが増える
カードのやり取りは、管理者の方々にとっても貴重な情報源になっています。
・普段は目につきにくい、小さな気配りや地道な貢献がカードとして残る。
・周囲からどのように評価されているかが見える。
・メンバーの信頼関係やチーム内での存在感を把握しやすくなる。 など、
あるご導入企業のマネージャーの方からは、
「数字では見えない貢献や、組織を静かに支えてくれている“陰の立役者”の存在が見えてきた」といったご感想も頂戴しました。
・レポート機能で、チームの関係性も見えるようになる
さらに、サンクスカードアプリのレポート機能を活用することで、誰が誰に、どのような言葉を送っているか、どのような行動が称賛されているかといった傾向が可視化されます。
これにより、感覚や印象ではなく、客観的なデータをもとに評価やチームづくりを行うことが可能になります。
ある企業様では、「想像以上に多くのカードが行き交っていて、社員同士のつながりをあらためて実感した」とお話しくださいました。
日々の業務の中に埋もれていた気遣いや貢献が、こうして言葉となり、記録として蓄積されていく。
それが、チーム全体の信頼関係や職場の空気に良い影響をもたらしているというご実感につながっています。
また、「導入後、自然と離職が減ってきたように感じる」というお声もあり、
感謝を伝え合う文化が、安心感や定着につながっている可能性も見えてきています。
営業職という、結果が重視されやすい職種において、そのプロセスや日々の細やかな行動を認め合える文化が根づくことは、非常に意義あることです。
サンクスカードアプリは、そうした“見えにくい価値”を、言葉と記録で丁寧にすくい上げ、
現場の皆さまにも、管理者の方々にも、確かな手ごたえをもたらしています。
続いては、営業チームにサンクスカード文化を根づかせるための実践的な工夫をご紹介します。
サンクスカードアプリは、導入するだけで効果が出るものではありません。
特に営業現場のように日々の業務が多忙なチームでは、いかに自然な形で文化として根づかせるかが、運用の鍵となります。
ここでは、実際にご活用いただいている企業様が実践されている工夫や、管理者が意識しておきたいポイントをご紹介いたします。
1. 書くハードルを下げる
営業職は外出や商談が多く、業務の合間にカードを書くのが負担に感じられる場合もあります。
そのため、最初は「短くて構わない」「形式にこだわらなくていい」という空気づくりが大切です。
最初は少し照れもあるかもしれませんが、「思っていたよりうれしかった」「伝えるのも案外気持ちがいい」という感想が、次のカードのやり取りを後押ししてくれます。
2. 管理者が最初に手本を示す
カード文化が根づいている企業様では、管理職やマネージャーが率先してカードを送っています。
上司の背中を見て、部下が自然と行動に移していく――そんな流れが生まれやすくなります。
・部下へのねぎらいをカードで表現する。
・他部署のサポートにも積極的に感謝を伝える。
・メンバー同士のやり取りを見かけたら、管理者からも一言添える。
「上司が使っているなら、自分も送ってみよう」そう感じられる空気が、チーム全体に広がっていきます。
3. 定期的にやり取りを振り返る
送受信されたカードはすべてアプリに記録され、自動で集計されます。
この機能を活用し、チーム全体でやり取りの傾向を振り返ることで、文化としての定着が深まっていきます。
・月に一度、カード送信数や傾向を管理者がチェックする。
・チーム内で「最近はこんなやり取りが増えています」と共有する。
・表彰やMVP制度にサンクスカードの送受信数や内容を反映させる。
一人ひとりの言葉のやり取りが、やがてチームの価値観や行動基準となっていきます。
“感謝の記録”をチームの資産として育てていくことが、組織の力を底上げする鍵になります。
営業職の現場は、日々成果が求められるプレッシャーの中にあります。
その中で、言葉をかけ合う文化があるかどうかは、働く人にとって大きな支えとなります。
サンクスカードアプリを導入し、無理なく継続できる仕組みを整えていくことで、
営業チームの空気は変わり、組織としての安定と成長にもつながっていくはずです。
営業職は、数字で評価される仕事の代表格です。
その一方で、成果に至るまでの地道な努力や、周囲を支える行動が見過ごされやすいという課題も抱えています。
けれど、そうした目に見えにくい貢献こそが、チーム全体の信頼や成長を支えていることは言うまでもありません。
サンクスカードアプリは、そうした“見えない価値”を言葉にし、記録に残し、チームの中で認め合う文化を育てていくためのツールです。
感謝の言葉を交わすことによって信頼が生まれ、信頼がつながりを生み、そのつながりが、やがて組織全体の成果へと結びついていきます。
実際に導入いただいた企業様からは、営業チームの雰囲気が柔らかくなった、感謝の言葉をきっかけにメンバーの関係性が深まったなど、うれしいご報告も多くいただいております。
なかには、「導入してから離職が減ったように感じる」というお声もあり、感謝の文化が組織の安定につながっていることが感じられます。
サンクスカードアプリは、月額1万円からの低コストで導入いただけます。
現在は、初月無料キャンペーンも実施中ですので、気軽にお試しいただきやすい環境が整っています。
営業チームのマネジメントに、評価に、組織づくりに、「感謝の力」を取り入れてみたいとお考えの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
数字では伝わらない「人の働き」に、しっかりと目を向ける。その姿勢が、これからの営業組織にとって、何より大切な力になるはずです。
コミュニケーションサポート
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2013年11月5日 制定
株式会社エヌエスケーケー
代表取締役社長