「ありがとう」と感謝を伝えることは大切だとわかっていても、忙しさやタイミングの問題で、言葉にできないまま終わってしまうことがあります。また、口頭で気持ちを伝えるのが得意ではない人ほど、感謝の想いが届かずに埋もれてしまう…。そんな場面は、どの職場にも起こり得ます。
感謝が十分に行き交わらない状態が続くと、「見てもらえていない」「気づいてもらえない」という小さなすれ違いが生まれ、それが働く人のモチベーションや、職場の空気に影響を及ぼすこともあります。
こうした課題を、無理なく日常の中で支える仕組みとして活用されているのが「サンクスカード」です。六日町自動車学校様では、2011年からこの取り組みを続けられ、現在は社内でのやり取りをアプリで運用しながら、スタッフ同士だけでなく、お客様とのコミュニケーションにもその考え方を広げてこられました。
では、長く続けてきたからこそ見えてきた変化や、「伝えそびれてしまう感謝」をどのように拾い上げてきたのでしょうか。
今回は、六日町自動車学校 代表取締役社長 佐藤様、取締役 営業本部長 内田様に、サンクスカードアプリ導入のきっかけから、日々の運用の工夫、そして社内外のコミュニケーションに広がっていった変化について、詳しくお話を伺いました。
職場のコミュニケーションを大切にしたい方や、感謝を”その場限り”で終わらせず、仕組みとして定着させたいと考えている方にとって、ヒントとなれば幸いです。
六日町自動車学校様は、新潟県南魚沼市に拠点を構える自動車教習所として、地域に根ざした教習サービスを提供されています。普通車をはじめとする各種免許取得に対応し、通学・合宿教習の両方を展開。地元の方はもちろん、県外からのお客様にも選ばれています。
同校では、「いくらで取ったかではなく、どこで取ったか」を語りたくなるように、免許取得までの過程を、人と人との関わり合いや体験の積み重ねとして大切にされています。
教習や検定の場面においても、指導技術だけでなく、お客様一人ひとりとの丁寧なコミュニケーションを重視している点が大きな特長です。
また、「みんなの物心両面の幸せを追求すると共に、安全で安心なサービスをお客様に提供することを通じて、社会の発展に貢献する。」という理念を掲げ、変化を受け入れ、学びと成長を続ける組織づくりにも取り組まれています。
近年では、バックヤード業務の効率化を進める「守りのDX」と、デジタルマーケティングを活用した「攻めのDX」を両立させるDX戦略を推進。業務効率化によって生まれた時間や資源を、お客様への丁寧な指導やサポートに再投資することで、教習の質と顧客体験の向上を図っています。
人と人との関係性を大切にしながら、時代の変化にも柔軟に対応し続ける六日町自動車学校様は、地域とともに歩みながら、安心して通える教習所であり続けていらっしゃいます。

そう感じた背景には、自己分析のセミナー(EG:思考・行動特性を可視化し、相互理解を促進するセミナー)の結果を見たときの気づきがありました。サンクスカードは、自己表現や自己主張があまり得意ではないスタッフにとって、特に効果的なツールだと気づかされました。口頭で「ありがとう」と言うのが得意ではないスタッフでも、サンクスカードにすることで、渡すだけで気持ちを伝えることができるようになりましたから。
カードをもらったことがきっかけで意外な一面を知って仲良くなったり、自己表現が控えめなスタッフが、機会を逃してしまって「ありがとう」が伝えられなかった時などにも活用できています。
私自身も、他部門のスタッフから「ありがとう」というサンクスカードをいただくことで、「自分自身何かしたっけ?」と考えることはありますが、とても嬉しくて、帰宅してからの笑顔が増え、家族にも温かい気持ちで接することができています。
サンクスカードをもらったら必ず返信のサンクスカードを送っています。
どのような時にサンクスカードを渡していらっしゃるのですか?
例えば、お客様から贈り物をいただいた際にきちんと報告してくれた時ですとか、社内行事の幹事を引き受けて頑張ってくれた時などですね。
あとは、地元のラジオ番組に出演しているので、そういった時に協力してくれたスタッフにも書いています。
一日の業務を振り返る時間に、「あのスタッフに助けてもらったな、お礼を言いそびれたな」と感じた際に、すぐにその場でサンクスカードを送れるのでとても便利です。
これにより、「その日の感謝はその日のうちに伝える」というルーティンができています。
特に、社長からのサンクスカードは、トップダウンの承認欲求の充足に非常に効果的です。
スタッフからは、自分の業務を社長が細かく見ていてくれていると感じ、モチベーションが格段に上がったという声を多く聞くようになりました。
役職に関係なく感謝を伝え合う、心理的安全性の高い組織風土の醸成につながっています。
半期で多くサンクスカードをもらったスタッフには、表彰する仕組みを設け、もらった枚数を評価することで、良い行動がどんどん増えていくようなサイクルを作っているんですよ。
また、弊社にはお客様からもサンクスカードをいただく仕組みがあるのですが、お客様からたくさんいただいたスタッフも表彰しています。
校舎内に紙のサンクスカードを置いているんですが、お客様がそこにメッセージを書いてくださって、渡したいスタッフの名前が書かれたケースに差し込んでいただく形です。


サンクスカードアプリ導入前は全て「紙」でやっていたので、デジタル化してもお客様とのやり取りは紙のままとなりますので、運用が煩雑になるのではと少し躊躇していました。
ですが、デジタルにすることで、データ計測などがとても楽になるというご提案をいただき、「社内はデジタル、お客様とは引き続きアナログで」という形で導入を決めました。
とても効率よく運用できるようになったので導入してよかったです。
サンクスカードをアプリでなく「紙」で運用していた時代に、お客様も目にする廊下のスタッフポケットを活用してスタッフ同士でサンクスカードのやりとりをしていました。
そのうち、お客様が自発的にサンクスカードを書かれてスタッフポケットに投函されるようになりました。
お客様がご卒業される際、「お礼を伝えたい」という気持ちがあっても、該当スタッフの休日や教習等で直接会えないということがあります。
また直接声をかけるのは恥ずかしい、というお客様もいらっしゃいますので、このポケットの設置でお客様の心残りを解消することができるようになりました。
私たちも気づかなかった六日町自動車学校の良いところについて、お客様からお声をいただける貴重な機会になっています。
スタッフがお客様からのサンクスカードにお礼ハガキを送付して、友人知人の入校紹介につながることもあります。
御社のGoogle口コミの件数と評価を拝見しました。
教習所という業種の中でも、他社と比較して口コミ数が圧倒的に多く、しかも☆4.8と非常に高い評価を得ていらっしゃいますね。
お客様とサンクスカードのやり取りをされていることが、こういった良い結果につながっているのでしょうか?
サンクスカードはお客様とのコミュニケーションツールとしても活用しているんですが、中には「サンクスカードは書けなかったけど、口コミなら」と書いてくださる方もいらっしゃいます。
特に口コミを積極的に勧誘しているわけではないんですが、皆様が快く書いてくださったおかげで、1,600件を超えることができました。
本当にありがたいことですね。
また今後について、サンクスカードの取り組みに限らず、六日町自動車学校様として、どのような姿を目指していきたいとお考えか、お聞かせいただけますでしょうか。
また、忙しくてその場では感謝が伝えられなかった時に、後からでもサンクスカードで伝えることで赤顕性(※2)のスタッフとも変にギスギスしなくて済んだり、目標枚数を設定することで、一見必要ないと判断しがちな青顕性(※3)のスタッフも感謝を形で表してくれるようになったので、社内での余計な誤解が生まれにくくなりました。
2025年12月現在、(Googleのクチコミ1,675件)「評価4.8」、これは業界トップクラスだそうです。
これもスタッフ間、スタッフとお客様との良好なコミュニケーションがベースにあります。
これからもサンクスカードなどのコミュニケーションに有効なツールを活用しながら、お客様が心理的安全性の保たれた環境で教習を受講していただける、そんな教習所であり続けます。
現在、社内はサンクスカードアプリを使ってデジタル化を進めていますが、お客様とのやり取りはまだ紙のままなんですね。
今後は、お客様にもっと手軽に書いていただけるよう、この部分もデジタル化していきたいと考えています。
そして、お客様からいただいたお声を、そのまま弊社のホームページなどに自動で掲載できるようにしたいです。
すぐに実現できることではないかもしれませんが、それができるようになれば、サンクスカードをより効果的に活用できるのではないかと思っています。
今後も、御社のサンクスカードアプリ運用が、より効果的なものとなるよう、引き続きサポートしてまいります。
ここまでご紹介してきた六日町自動車学校様のインタビューでは、「伝えそびれてしまう感謝を、後からでもきちんと届けること」「自己表現が控えめなスタッフや、拠点の異なるスタッフ同士でも感謝を行き交わせること」といった工夫が、日々の運用の中で自然に根づいている様子が印象的でした。
こうした取り組みを無理なく続けていくために、六日町自動車学校様にご活用いただいているのが、当社エヌエスケーケーの「サンクスカードアプリ」です。
ここでは、インタビュー内容と重ねながら、主な特長をご紹介します。

スマートフォン・タブレット・パソコンに対応し、シンプルで直感的な画面設計を採用しています。
六日町自動車学校様のように、業務内容や勤務形態が多様な職場でも、ITスキルや世代を問わず、日常業務の合間に無理なく利用できる点が特長です。
手書き入力や文字色変更、絵文字の追加など、紙のカードに近い温かみをデジタル上でも表現できます。
類似アプリにはない唯一の機能です。
口頭で感謝を伝えるのが得意ではないスタッフにとっても、「書いて渡す」という行為そのものが、気持ちを伝えるきっかけになっています。
送受信されたサンクスカードは自動で集計され、部署別・役職別などで利用状況を確認できます。
六日町自動車学校様のように、「誰がどのような行動で感謝を受け取っているのか」を把握できることで、日々の小さな貢献や支え合いが見えやすくなります。
カードの送受信時には即時通知が届き、目標枚数に達していないなどの場合は必要に応じてリマインダーも活用できます。
内田様がお話しされていた「その日の感謝は、その日のうちに伝える」という運用を支える仕組みのひとつです。
お気に入り登録したカードは、後から何度でも見返すことができます。
忙しい時期や気持ちが沈みがちな時にも、「自分が誰かの役に立っていたこと」を思い出せる安心感が、モチベーションの維持につながります。
運用に必要な機能を厳選し、導入しやすい低コストな料金体系を採用しています。
月額1万円~と類似アプリと比較しても低コストで始められ、初月は無料トライアルのサービスも実施中です。
自社の文化や運用に合うかを確かめながら進められる点も、長く続けていくうえでの安心材料のひとつです。
エヌエスケーケーのサンクスカードアプリは、「感謝を伝えたい」という想いを、日常の行動として定着させるためのツールです。
六日町自動車学校様のように、社内外のコミュニケーションを大切にしたい企業様にとって、運用を支える仕組みとしてご活用いただけます。
六日町自動車学校様の事例からは、サンクスカードが「特別な施策」ではなく、日々の業務や人との関わりの中に、自然に溶け込んでいる様子が伝わってきました。
こうした変化は、一度きりの取り組みではなく、続けられる設計があってこそ積み重なっていくものだと感じます。
エヌエスケーケーでは、サンクスカードアプリの導入から運用の定着まで、企業ごとの文化や状況に合わせて、無理のない形をご一緒に考えています。
「自社の場合は、どんな運用が合うのだろう」
「まずは話だけ聞いてみたい」
そう感じられた段階でも構いません。
ご不明な点がございましたら、下記問合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。
コミュニケーションサポート
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株式会社エヌエスケーケーは、通信機器関連商品の開発、販売及びビジネスコミュニケーションコンサルタント事業を運営する上で、お客様の個人情報がプライバシーを構成する重要な情報であることを深く認識し、業務において個人情報を取り扱う場合には、個人情報に関する法令及び個人情報保護のために定めた社内規定を定め、また、組織体制を整備し、個人情報の適切な保護に努めることにより、お客様を尊重し、当社に対する期待と信頼に応えていきます。
私たちは、個人情報に関する法令、規範及び社会秩序を遵守し、個人情報の適切な保護に努めます。
私たちは、事業活動の範囲内で個人情報の利用目的を特定し、その目的達成のために必要な限度で公正かつ適正に個人情報の取得、利用及び提供を行います。また、取得した個人情報の目的外利用をしないよう処置を講じます。
私たちは、私たちが取り扱う個人情報について、不正アクセス、紛失、破壊、改ざん、漏えいなどの危険を十分に認識し、合理的な安全対策を実施するとともに、問題が発生した場合は適切な是正措置を講じます。
私たちは、個人情報保護に関する管理規定及び管理体制を整備し、全社員で徹底して運用するとともに定期的な見直しを行い、継続的な改善に努めます。
私たちは、私たちが取り扱う個人情報について、本人から開示、訂正、利用停止及び苦情相談等のお問い合わせがあった場合は適正に対応します。
2013年11月5日 制定
株式会社エヌエスケーケー
代表取締役社長