「この会社で働き続けたい」と思ってもらうために。 帰属意識を高める感謝の文化づくり

労働条件を整えても、離職が続く。最近では、そんなご相談をいただくことが増えています。
給与水準も、残業削減も、福利厚生の充実も進めているのに、「思ったより人材が定着しない」と感じる企業は少なくありません。
 
その背景には、制度や待遇だけでは埋められない“もう一つの要素”があります。
それは 「ここで働き続けたいと思える気持ち」=帰属意識 です。
 
職場に自分の居場所があると感じられるか。
努力や貢献が、誰かの役に立っていると実感できるか。
この感覚が弱まると、働く意欲は少しずつ下がり、
本人も気づかないまま 「なんとなく離れたい」 という思いへと変わっていきます。
 
では、帰属意識はどのようにして高まるのでしょうか。
その答えは、日々の小さなコミュニケーションの中にあります。
 
この記事では、帰属意識が離職防止の鍵になる理由や、組織でつまずきやすいポイントを整理しながら、感謝の可視化が社員同士の心理的なつながりをどのように育てるのかを分かりやすくお伝えします。
 

01.なぜ今「帰属意識」が離職防止の鍵になるのか
02.帰属意識が低下しやすい組織に共通する落とし穴
03.感謝の可視化が“心理的なつながり”を育てる仕組み
04.帰属意識は“ありがとう”から育つ【サンクスカードアプリ導入事例】
まとめ:帰属意識は制度ではなく“日々の関係性”から育つ

 


 
 
 

なぜ今「帰属意識」が離職防止の鍵になるのか


 

 

チームとして一体感のある社員たち

 

帰属意識とは、「この会社で働き続けたい」「自分はここに必要とされている」と感じられる心理的なつながりのことです。
 
給与や福利厚生といった外的条件ではなく、「自分の貢献が見えている」「チームの一員として大切にされている」という内的な満足感が土台になります。
 
この帰属意識が低い組織では、次のような状態が起こりやすくなります。
 
 
・自分の仕事が誰の役に立っているのか分からない
・頑張っても誰にも気づいてもらえない
・職場に自分の居場所があると感じられない
 
 
こうした感覚が積み重なると、強い不満がなくても「もっと自分を活かせる環境があるのでは」と考えるようになり、特に優秀な人材ほど早く離れてしまう傾向があります。
 
一方で、帰属意識が高い組織では、困難な状況でも社員は簡単には離れません。
そこに自分の居場所があり、貢献できているという実感が、人を支える大きな力になるからです。
 
心理学では、他者から認められることで自己肯定感が高まり、仕事へのエンゲージメントが向上するとされます。
これは「心理的資本」と呼ばれ、会社に対する信頼や前向きな姿勢を育てる要素のひとつです。
 
つまり帰属意識は、制度や待遇だけでは補いきれない、“働く意味”に関わる感情です。
社員が自分の存在価値を感じられる環境は、日常的なコミュニケーションや承認の積み重ねによってつくられます。
 
次の章では、帰属意識が育ちにくい組織に共通する落とし穴を取り上げ、その背景にある心理や行動を整理していきます。


 
 
 

帰属意識が低下しやすい組織に共通する落とし穴


 

多くの企業が「社員の努力に気づいているつもり」でも、実際には帰属意識が育ちにくい環境になっていることがあります。
その背景には、個人の問題ではなく、組織として陥りやすい“仕組み上の落とし穴”があります。
 
 
1. 感謝の気持ちはあるのに、伝わる機会がない
 
・忙しい業務の中でタイミングを逃してしまう。
・照れくさくて言葉にしづらい。
・誰に何を伝えればいいのか分からない。
 
こうした理由から、感謝が「心の中にあるだけ」で終わり、相手には届かないままになってしまうことがあります。意図せず、互いの努力が見えにくくなる状態です。
 
 
2. 貢献が見えないまま埋もれてしまう
 
目立つ成果に注目が集まりやすい一方で、社内を静かに支えている人の働きは可視化されにくい場合があります。
特にバックオフィスや他部署、ベテラン社員など、日常の業務で直接目に触れない役割ほど評価が届きにくく、本人も「自分は必要とされていないのでは」と感じやすくなります。
 
 
3. 感謝や承認が一方向に偏りやすい
 
上司から部下への評価はあっても、部下から上司へ、同僚同士、部署を越えた感謝は交わされないケースがあります。
この状態では、組織全体の関係性が偏り、相互理解や信頼が育ちにくくなります。
 
 

これらは決して誰かの性格や意識の問題ではなく、組織文化として“感謝や貢献をすくい上げる仕組みが整っていない”ことが原因です。
そして、この見えない積み重ねこそが、帰属意識を高める上で大きな障壁になります。
 
次の章では、感謝が可視化されることで、社員同士の心理的なつながりがどのように変化していくのかを整理していきます。


 
 
 

感謝の可視化が“心理的なつながり”を育てる仕組み


 

帰属意識を高めるうえで大切なのは、日々の小さな貢献が埋もれずに伝わることです。
特別な仕掛けが必要なのではなく、「ありがとう」の一言がその場で届く環境が整っているかどうかが鍵になります。
 
しかし実際には、感謝を伝えたい気持ちがあっても、忙しさの中で機会を逃したり、照れくささから言えなかったりと、うまく伝わらない場面が少なくありません。
その結果、お互いの支え合いが見えないまま時間が過ぎてしまうことがあります。
 
ここで役に立つのが、感謝を可視化する仕組みです。
可視化されることで、社員の心理には次のような前向きな変化が生まれます。
 
 
1. 自分の貢献が認識される
 
「見てくれていた」「誰かの役に立てていた」という実感は、日々の仕事への意欲を高めます。
 
 
2. 他者への関心が自然と高まる
 
感謝を送る機会が増えると、周囲の小さな行動に気づきやすくなり、相互理解が深まります。
 
 
3. 組織の一員であるという実感が育つ
 
感謝が行き交う環境では、支え合いの関係が“見える形”で積み重なり、「自分はこの組織に必要とされている」という所属感が自然と強まります。
 
 
■感謝を“続けて可視化する”には適したツールが必要
 
ここまでのような心理的効果は、継続して感謝が届く環境があるからこそ生まれます。
しかし、紙のカードや口頭の声かけだけで感謝を“続けて可視化”しようとすると、次の課題が出てきます。
 
・最初だけ盛り上がり、時間とともに実施されなくなる
・誰が誰に感謝したのか、後から振り返る仕組みがつくれない
・貢献が埋もれやすく、効果を実感しにくい
 
これらは取り組み自体が悪いのではなく、仕組みとして続けにくいことが原因です。
感謝がその場の一度きりで終わってしまい、組織全体で共有・分析して生かすことができません。
 
だからこそ、日常の忙しさの中でも無理なく記録され、あとから振り返ることができる仕組みが必要になります。
感謝の流れが蓄積されて初めて、「帰属意識を高める土台」として機能します。
 
 
■その課題を解決するのが、エヌエスケーケーのサンクスカードアプリ
 
紙や口頭の限界を補い、感謝が自然に続く仕組みとして、多くの企業がツール導入を検討するようになりました。
その中でも、エヌエスケーケーのサンクスカードアプリは、「感謝の可視化」と「継続」を両立するための工夫が詰まっています。

 

スマホでサンクスカードアプリを使う女性社員の写真。

 

● 手書きにも対応し、気持ちの温度が伝わる
タイピングでは伝わりにくい“ひと手間の温かさ”を残せるため、世代を問わず直感的に使え、メッセージの質も自然と深まります。
 
● 送受信が自動で可視化され、貢献が埋もれない
誰が誰に感謝を送り、どんな関係性が生まれているかが一目で分かり、組織の“見えないつながり”が可視化されます。
 
● 無理なく続けられる運用サポート
エヌエスケーケーのサンクスカードアプリは、継続しやすい仕組みが整っています。月に1度のZoom面談で、流通枚数や部署ごとの傾向、管理職から一般職への送信状況などを一緒に確認し、運用の改善につなげます。
 
また、送受信ランキングや実際のカードをポスター化してお届けするなど、社内での促進活動もサポートしています。こうしたフォローにより、感謝のやり取りが習慣になりやすく、組織文化として定着しやすくなります。

 

サンクスカードアプリの主要機能をまとめた説明画像。

 

エヌエスケーケーのサンクスカードアプリによって感謝が可視化されると、個人の気づきが広がるだけでなく、職場全体の関係性にも確かな変化が生まれます。
 
この流れを受けて、次の章では、エヌエスケーケーのサンクスカードアプリを導入いただいた企業様が実際に体験された“帰属意識の変化” を詳しくご紹介します。


 
 
 

帰属意識は“ありがとう”から育つ【サンクスカードアプリ導入事例】


 

ここからは、エヌエスケーケーのサンクスカードアプリを導入いただいた企業様で起きた変化をご紹介します。
 
 
■建設業A社様:見えない支え合いが可視化され、離職率が改善したケース
 
【導入前の課題】
 
A社様では、入社3年未満の社員の離職が続き、離職率は20%台とやや高い推移でした。
日々の現場ではベテラン社員が段取りや安全管理を担っていましたが、その貢献が若手に伝わりにくく、
「頑張っても気づかれない」「誰に感謝を伝えればいいのか分からない」 という声が双方にありました。
 
 
【導入後に可視化されたこと】
 
サンクスカードアプリを導入いただいたことで、若手社員から次のような感謝の言葉が届くようになりました。
 
・「安全確認のおかげで安心して作業できました」
・「段取りのおかげで予定より早く作業が進みました」
・「ミスしそうな時にフォローしていただいて助かりました」
 
こうした“日常の小さな支え”がアプリ上に残り、社内に共有されるようになりました。
 
 
【心理の変化】
 
・ベテラン社員は、「見られている」「必要とされている」という実感が高まり、若手への関わりがより積極的に。
・若手社員は、「自分だけで仕事が成立しているわけではない」という気づきが深まり、現場への信頼感が強まりました。
 
 
【帰属意識の高まりが生んだ成果】
 
・入社3年未満の離職率が20%→12%へ改善
・朝礼での声かけや相談が増え、現場全体の雰囲気が向上
・作業終了後の“振り返りミーティング”の参加率が8割を超えるように
 
このように、「感謝が伝わる環境」→「相互理解」→「帰属意識の向上」→「離職率改善」 という流れが自然に生まれました。
 
 
■製造業B社様:部署間の距離が縮まり、組織全体の一体感が高まったケース
 
【導入前の課題】
 
B社様は工程が細かく分かれ、部署ごとに業務が分断されがちでした。
直接関わる場面が少ないため、 「相手の仕事がよく分からない」 「間接部門の貢献が見えない」 といった課題が続いていました。
 
 
【導入後に可視化されたこと】
 
アプリを通じて、部署を越えた感謝が届くようになりました。
 
・「品質管理が迅速に対応してくれて不良率が下がりました」
・「物流の調整のおかげで出荷が間に合いました」
・「工程変更のフォロー、いつも助かっています」
 
これまで社内で“見えにくかった仕事”が見える化されたことで、各部署の役割への理解が深まりました。
 
 
【心理の変化】
 
・「自分の仕事が誰かの成果につながっている」という実感
・「相手の部署の負荷を理解しよう」という意識
・「相談しやすい」「頼りやすい」という心理的安全性
 
これらの積み重ねが、組織の一体感を強める基盤となりました。
 
 
【帰属意識の高まりが生んだ成果】
 
・部署間の連携ミスが減少
・小集団ミーティングの参加率が70%→85%へ改善
・異動希望が減り、「この会社で働き続けたい」という声が増加
 
感謝が社内で自然に循環することで、組織としての一体感と帰属意識が強まり、日々の仕事にも前向きな変化が生まれた事例です。
 


 
 
 

まとめ:帰属意識は制度ではなく“日々の関係性”から育つ


 

 

サンクスカードアプリで届いたサンクスカード見ながら話す女性社員2人の写真。

 

帰属意識は、給与や制度だけで生まれるものではありません。
毎日の中で交わされる小さな「ありがとう」が積み重なり、「自分はここに必要とされている」という実感につながります。
 
そして、こうした関係性を支えていくには、 日々の貢献が埋もれず、自然に可視化される仕組みが欠かせません。
 
紙のカードや口頭の声かけでは続きにくかった感謝のやり取りが、 エヌエスケーケーのサンクスカードアプリによって 「続けられる」「振り返れる」「組織全体で共有できる」形になり、 帰属意識を育てる文化として根づいていきます。
 
導入企業様からは、
・離職率の改善
・部署間連携の向上
・現場コミュニケーションの活性化
など、組織づくりの基盤となる変化が生まれているというお声をいただいています。
 

感謝が自然に循環する環境を整えることで、職場の空気は確かに変わっていきます。
 
エヌエスケーケーのサンクスカードアプリは、月1万円からご利用いただけ、初月は無料でお試しいただけます。
まずは、職場の循環を少しずつ整えるところから始めてみませんか。
 
下記問合せフォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。
 
 

サンクスカードアプリ詳細ボタン

 
 

エヌエスケーケーのサンクスカードアプリよくある質問(FAQ)
 
 
Q1. 帰属意識を高めるには、どんな取り組みから始めれば良いですか?
 
日常の中で「ありがとう」を言葉にする場面を増やすことが第一歩です。
朝礼での共有や会議の最後に感謝を伝える時間を設けるなど、習慣づくりを進めることで、職場の空気が変わり始めます。
そのうえで、サンクスカードアプリのような“継続しやすく、見える化できる仕組み”を用いると、より文化として根づきやすくなります。
 
 
Q2. サンクスカードアプリの費用はどれくらいですか?
 
月1万円~の低コストでご利用いただけます。
初月は無料でお試しいただけますので、実際の運用のしやすさや効果をご確認いただけます。
 
 
Q3. サンクスカードアプリ導入後、どのくらいで職場に変化が出ますか?
 
企業様によって異なりますが、1~3か月ほどで
「コミュニケーションが増えた」
「雰囲気が明るくなった」
といった変化を感じられるケースが多くあります。
感謝の習慣が根づくほど、つながりや帰属意識が自然と育まれていきます。
 
 
Q4. ITツールが苦手な社員が多いのですが、使いこなせるでしょうか?
 
エヌエスケーケーのサンクスカードアプリは、操作がシンプルで、手書きにも対応しています。
世代やITリテラシーに関わらず使いやすい設計のため、導入企業様からも「想像以上にスムーズだった」というお声をいただいています。
 
 
Q5. 感謝のデータはどのように活用できますか?
 
部署ごとの送受信状況や個人のメッセージ数が自動で可視化されるため、
・フォローが必要な社員の早期把握
・部署間連携の強化
・育成や評価の補助材料
としても活用いただけます。
 
組織の“つながり状態”を見える化できる点は、管理職や人事にとって大きなメリットです。
 
 
サンクスカードアプリのサービス案内資料を無料でダウンロードできる案内バナー|株式会社エヌエスケーケー

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