職場のコミュニケーションがうまくいかないとき、最初に表れるのは何でしょうか。
人間関係のこじれによる“すれ違い”だけでなく、ちょっとした言葉が誤解を生んでしまったり、メンタルの不調につながってしまったりと思わぬ形で現れることがあります。
「普段から会話が少ないと、注意ひとつにも気を遣う」
「指導のつもりが“パワハラ”と思われてしまわないか不安」
そんな声は、管理職の方々からもよく聞かれます。
特に最近は、「ハラスメント予防」と「メンタルヘルスの改善」が企業にとって大きなテーマになっていますが、どちらも根本にあるのは“日々の人間関係のあり方”です。
だからこそ今、注目されているのが、「感謝」をベースにしたコミュニケーションの見直し。
ちょっとした“ありがとう”の積み重ねが、職場の空気を変え、関係性をほぐし、心の健康にも好循環をもたらす仕組みを、導入する企業が増えています。
今回は、感謝の習慣づくりを通して、ハラスメントを未然に防ぎ、メンタルヘルス向上にもつなげる社内ツールの活用法をご紹介します。
01:ハラスメント“防止”ではなく“予防”の視点へ 02:感謝を“仕組み”にするツールとは? 03:「ありがとう」が、指摘や会話のハードルを下げてくれる理由 04:“予防”は今から始められる|お問い合わせはこちら |
ハラスメントを起こしてはいけない。
その意識は、いまや多くの企業で共有されつつあります。
社内研修や相談窓口の整備など、制度的な取り組みも進んできました。
けれども現場では、「どこまでがセーフなのか」「言葉をかけるのが怖い」といった戸惑いや、「本音を言えず、指導を避けてしまう」といったジレンマがいまだに残っています。
その背景には、防止にばかり意識が向きすぎて、職場全体の関係性そのものが委縮してしまっている構造があります。
本来目指すべきは、トラブルを避けることではなく、お互いに信頼をもって向き合える関係を育てることのはずです。
つまり、起こらないように注意するだけでなく、
そもそも起きにくい土壌を育てるという「予防」の視点が、これからの企業には必要です。
とはいえ、誰もが萎縮している職場で、いきなり本音を交わすのは簡単ではありません。
余計なひと言で誤解されるくらいなら、何も言わないほうがいい…。
そんな空気が、かえって沈黙を助長してしまうこともあります。
だからこそ、最初の一歩として注目されているのが、感謝のことばです。
ありがとうは、相手を否定することがありません。
内容を深く吟味しなくても伝えることができ、受け取った側にも負担がない。
どちらにとっても、安心して交わせる言葉です。
こうしたやりとりが重なっていくと、少しずつ職場の空気が変わっていきます。
関係性が和らぎ、「関わっても大丈夫」という感覚が育ってくる。
ハラスメントを起こさないための言葉ではなく、
信頼を育てるための言葉が自然に交わせるようになること。
その足がかりとして、感謝を日常に取り入れる企業が増えています。
「ありがとうを伝えましょう」と言葉にしても、それが習慣になるまでには時間がかかります。
意識して伝えることの大切さはわかっていても、忙しさや照れ、タイミングの難しさなどから、日々の業務の中で感謝の言葉が埋もれてしまうことも少なくありません。
こうした課題に対して、全国の企業で導入が進んできたのが「サンクスカード制度」です。
仕事上の助けや、ちょっとした気づかいに対して、カードに感謝の言葉を綴って相手に渡す。
それだけのシンプルな取り組みですが、「見てもらえた」「認められた」という実感を生み、社内の雰囲気が柔らかくなった、社員の意識が前向きになったといった声が多数寄せられています。
ただし、紙での運用には限界もあります。
集計や掲示の手間がかかり、継続が難しくなったり、運用が属人化してしまったり…。
良い制度であっても、続けにくさがボトルネックになることは少なくありません。
そこで、紙のよさをそのまま活かしながら、継続しやすさを備えた仕組みとして開発されたのが、エヌエスケーケーの「サンクスカードアプリ」です。
このアプリは、スマートフォンやPCから手書きでメッセージを送れるという特長を持ち、
まるで紙に書くような感覚で気持ちを伝えることができます。
文章の内容だけでなく、「自分のために時間をかけて書いてくれた」という事実が、
受け取った相手の心を和らげます。
さらに、送信したカードは自動で記録され、
誰が誰に送ったのか、どの部署同士でやりとりが生まれているのかなど、
職場内の“つながり”が見える形で蓄積されていきます。
こうした可視化がもたらす最大の効果は、信頼の土壌づくりです。
感謝を交わす習慣がある職場では、互いに関心を持ち合う空気が育ちます。
それが、「叱ったらどう思われるだろう」といった指導へのためらいや、
「何も言わずにやりすごそう」といった沈黙をほぐし、
ハラスメントの芽を未然に摘む“クッション”のような役割を果たしてくれます。
また、感謝されているという実感が、働く人の心を安定させることも実証されています。
それは、メンタルヘルス不調を防ぐ“日常の手当て”とも言えるかもしれません。
感謝は、特別な才能やスキルがなくても、誰もが始められる関わり方です。
だからこそ、サンクスカードアプリという形で仕組み化することで、無理なく、自然に、広く浸透していきます。
「感謝の言葉が人間関係を育て、職場の空気を和らげる。」
そう聞くときれいごとのように感じるかもしれません。
けれど実際に、サンクスカードアプリの導入によって、ハラスメントやメンタルヘルスの課題が改善された事例は多くあります。
ある食品メーカーでは、年齢層の異なる従業員が多く、
「若手とベテランの間で会話が少ない」「感情表現が苦手な人が多い」といった課題を抱えていました。
注意の伝え方が難しく、指導がきっかけで人間関係がこじれてしまうこともあったそうです。
この会社では、サンクスカードアプリを導入してから、「この人にこんなことをしてもらった」と月に一度、感謝を振り返る習慣が根づき始めました。
それにより、ふだん無口な社員にも良い点が自然と目に留まるようになり、「叱る前に、感謝できることは何か」を考える意識が浸透していったのです。
また、別の販売会社では、メンタル不調での離職が相次ぎ、「誰が孤立しているのか」が見えないまま対応が後手になっていました。
サンクスカードアプリの自動集計によって、カードの送受信枚数が可視化され、
「カードのやりとりが極端に少ない社員」に早く気づけるようになりました。
そこで上司が声をかけたり、業務量を調整したことで、離職を防げたケースもあります。
このように、アプリの導入によって、目に見えなかった“関係性の変化”がデータとして浮かび上がることは、ハラスメントやメンタル不調を未然に察知するための、重要なヒントになります。
何よりも大切なのは、完璧な制度を整えることではなく、誰かが「見てくれている」と感じられる空気を、日常の中で少しずつ育てていくことです。
サンクスカードアプリは、その第一歩となる“ありがとう”が、無理なく、自然に、毎日の中でめぐる仕組みです。
はじめはわずか1通からでも、感謝の連鎖は少しずつ広がっていきます。
ハラスメントやメンタルヘルス不調の問題は、 一度表面化してから対応するのでは手遅れになることもあります。
だからこそ今、企業に求められているのは、 “そもそも起きにくい職場の土壌”をつくること。
何気ない「ありがとう」が日々交わされることで、 信頼や尊重の気持ちが少しずつ積み重なっていきます。
その土壌があるからこそ、ちょっとした指摘やすれ違いにも柔軟に向き合える。
心の負担が軽くなり、孤立も防げる。
サンクスカードアプリは、そんな関係性を自然に育てる仕組みです。
形式ではなく“気持ち”を届けられるこのツールは、
ハラスメントの予防や、働く人の心の安定にも確かな効果を発揮しています。
導入も、月額1万円(税込)〜という手軽さから始められ、今なら初月無料キャンペーンもご利用いただけます。
「今の職場を、少しずつでも安心できる場所にしたい」
そんな思いをお持ちの方にこそ、ぜひ知っていただきたい取り組みです。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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2013年11月5日 制定
株式会社エヌエスケーケー
代表取締役社長