イケマンファーム株式会社様の池田社長に、サンクスカードアプリ導入後のお話を伺いました。
と勧められたことです。
その方の会社では、従業員がサンクスカードをどれだけ受け取り、どれだけ送っているかをチェックされていて、本社の階段の壁には実際にやり取りされたサンクスカードが掲示されていました。
当時は、サンクスカードの必要性までは正直よくわかっていなかったのですが…「まずはやってみよう」
と思い、導入を決めたのが始まりです。
実際にサンクスカードを書くようになって、初めてわかったことがあります。
はがきを1枚書くには、住所まで含めて3〜5分ほどかかります。
その間は、自然と相手のことだけを考える時間になります。
“感謝を形にするとは、こういうことか”と実感できた瞬間でした。
また当社では、毎月、上司と部下の1対1面談を実施しています。
その中で、従業員による4分間スピーチの時間を設けているのですが、実際には3分ほどで話し終える方も多く、そのまま面談を終えていました。
しかし、これも経営の師匠から
「その4分間は、従業員のために社長が時間を割いていて、社長の時間にはそれだけの価値があるのだから、どう使うかはとても大事だ」と指摘を受けました。
この言葉を受けて、自分が“時間を渡す”という行為をどう捉えていたのか、改めて考えさせられました。
サンクスカードも同じです。
今はアプリで送っているので、1枚書くのに大体25秒ほど。
「〇〇、ありがとう」と感謝の言葉に、少し面白みが出るように絵文字を加えたりしています。
その短い時間、たとえ20秒でも、その人に感謝の気持ちを向けている時間がある。
時間というのは、世の中で一番大切なものだと考えています。
私は、その一番大切なものを“感謝の印”としてお返ししています。
そしてもう一つ、感謝を伝えることを習慣にすると、“感謝できること”を探すようになるんです。
「この方は何を頑張ってくれているのかな」と周囲に目が向き、
「ああ、こんなことまでやってくれていたんだ」と気づけるようになる。
つまり、自分自身の気づきのレベルが上がるんですね。
私はもともとネガティブな性格で、人の悪いところを先に見てしまうところがありました。
けれども、あえてサンクスカードの枚数を増やし、感謝の気持ちをアウトプットするようにすると、 人の良いところを探す時間が増えて、悪く考える時間が減っていきました。
サンクスカードを書き続けることで、自分の視点や行動が少しずつ変わってきたと実感しています。
今では、自分を変えてくれたのはサンクスカードのおかげでもあると思っています。
カードをたくさん書く人、そして多く受け取る人に共通しているのは、会社の方針に素直に沿って行動しているという点です。
「この目標でやっていこう」と伝えたときに、きちんとその通りに取り組んでいる人のもとには、自然と感謝のカードが集まってくる。そんな傾向があるように感じます。
改めて見返してみても、カードを多く受け取っている方々には、仕事に対して謙虚に向き合っているという共通点があります。
傲慢になるともらうカードは減り、謙虚でいるとカードが増える。
サンクスカードのやりとりを見ると、そうした姿勢の違いが表れてくるんじゃないかと思います。
(新しく入社されたパートの方に対して、備品置き場の案内などのサポートをしていた社員さんに向けて、その様子を見ていた別の社員さんが感謝の気持ちを込めて贈ったサンクスカードです。
直接的なお礼だけではなく、“気づいた人が感謝を伝える”という文化が表れた一枚で、職場のあたたかな連携や思いやりを感じます。)
店舗やスタッフに対して寄せていただく口コミって、こちらから「書いてください」とお願いしたとしても、必ず書いていただけるものではないんです。
実際には、とても手間のかかることですし、感動していただけたときでなければ書いていただけません。
ですから、口コミの件数というのは、実はその背景にあるたくさんの努力や積み重ねを物語っていると思うんです。
だからこそ、口コミを獲得してくれた従業員に対しては、私は必ずサンクスカードを送るようにしています。
売上という“数字”は氷山の一角のようなもので、そこに至るまでには目に見えないプロセスや工夫が確かにある。それをちゃんと見て、評価するようにしています。
(お客様から多くの口コミを獲得してくれた社員の努力を讃え、感謝の気持ちを込めて、池田社長から直接贈られたサンクスカードです。)
それから、もしチャンスがあるなら私の代で「日本経営品質賞」も獲りたいという思いがあります。
ただ、こうした評価は規模やタイミング、運も関わってくるものですから、正しい方向を向いて、地道に、まじめに積み重ねていくことが大切だと感じています。
もちろん数字は大切なんですけども、数字だけを追いかけても会社は続いていかないと思うんです。
自社のことを考えると、やっぱり一番大事なのは“土壌”なんですよね。
会社が長く存続するには、しっかりとした土壌が必要なんだと、経営の学びの場で気づかされました。
そのうえで、数字がぐっと伸びるようなチャンスをつくっていくには、幹を太くしていくことが大事だと思います。
コミュニケーションを大事にして、社内のつながりをしっかり育てていくこと。
それが、将来的に大きな成果を実らせるための“幹”になると思っています。
それから、やっぱり“勉強”も欠かせません。
社長の役割というのは、土壌を整えて、太い幹を育てることなんですよね。
そして、その幹から枝葉が広がり、花が咲いて、実がなる。
その“実”というのは、まさに従業員の“成果”だと思うんです。
土の中から養分を吸い上げて、従業員が光合成をして葉を大きく育てていく。
従業員が頑張ってくれるからこそ、花が咲いて、実が育つ。
だからこそ、大きな実を実らせるために、土壌を整えて幹を太くすることが、社長としての自分の仕事だと思っています。
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2013年11月5日 制定
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